FANCY FOX

こんがりキチュネ色

妊娠中に買った服は産んだら着なくなりました

もともとブカブカの服は絶対着ない派なので尚更なんですが、妊娠中に買った服は産後痩せたら見事に着なくなりました。妊娠中に服は買わないべしという自戒を込めて。


①妊娠初期に、妊婦服として仕方なく買った服

スモックや、大きいシャツ、ブカブカのニットなど

→そもそもテンションが上がらないので産んだ瞬間全然着ない

 


②妊娠中期以降に、妊娠中から産後まで着られることを見越して買った服

→産んで半年経つと全然着ない

 


③妊娠中に、産んで痩せたら着よう〜♡と思ってテンションを上げるために買った服

→なんとなく体型が変わるのでいまいち似合わなくて着ない

 

水資源が豊かな国、日本

5年前くらいだけどパリのアパルトマンで暮らしてた頃、どうしてもリュクサンブール公園の近くに住みたくて、家賃7万弱払ってカビ臭くてボロボロの屋根裏部屋に住んでいた。部屋は4畳半+ロフトで、ロフトは高さ50cmくらいしかなくて、朝起きて勢いよく起き上がると天井に頭を打った。

 

風呂とトイレが共同で、どっちも廊下を出て向こう側にあって、トイレは紐で引っ張って流すやつだったし、風呂は電話ボックスより小さくてシャワーしかなくて、狭過ぎて服の着脱ができなかったから、バスタオルを巻いて部屋に鍵かけて出て風呂まで歩いた。バスタオル巻いて歩いてたら隣人の恋人とかに出くわすとかもあって、惨めだった。フランス人とロシア人の女の子と3人で使っていたけど、誰も掃除しないし、二人は汚くても気にならないみたいだったから、私がたまに掃除していた。

 

共同風呂でシャワーを浴びる時は、自分の部屋の給湯器のタンクのお湯を使わなきゃいけなくて、どういうことかというと、お風呂に行く前に給湯器タンクの鍵を開けると、パイプを通ってお風呂まで自分の部屋のタンクからお湯が流れて来る。鍵を開けなければ、お風呂場は水しか出ない。

「だから、お風呂に行く直前にお湯タンクの鍵を開けて、終わったら部屋に戻ってすぐに閉めて。開けっ放しにしたら他の人に自分のお湯を使われるし、光熱費を無駄に請求されるからな!」と入居日に大家さんに言われた。

タンクには熱いシャワー3分くらいの量くらいしかお湯が無いから、日本の感覚で使うとすぐ水になる。私の感覚だと、シャンプーを半分流したら水になるので、残りのシャンプーとかトリートメントとか身体とか流す時は水になった。

使い終わるとまた貯まるまで何時間もかかる。使いながらお湯が沸き続けるということはないから、最短で洗い流さなければ!!と思って、かなり雑に洗った。1週間くらい経って、髪を流すのにお湯を使いすぎると思って、長かった髪を自分で20cmくらい切った。寒いのにお湯が出ないストレスで多少頭がおかしくなってたと思う。

とにかく常に風呂で心が休まることがなかった。冬とかはとても寒いから、シャワー浴びて部屋に戻った後、鍋にお湯沸かして、シンクにためてそこに片足ずつ足を突っ込んだりもした。足を温めながらカーテンを開けると、窓からは遠くにサクレクールが見えた。

 

最近ゆっくりシャワーを浴びたり、髪を予洗いしたり、湯船につかったりしていると、時々これを思い出してとても贅沢な気分になる。夜中まで明るい夜とか、公園から聞こえるジャズとか、そういうのがないのは寂しいけれど。